日本茶の入れ方 前準備のポイント「茶葉」について

おいしい日本茶を入れる前準備して「茶葉の量」も、とても重要です。

 

日本茶のおいしい入れ方を見ると、よく「玉露 3人分」や「ほうじ茶 5人分」など、多人数でお茶を愉しめるよう、お湯や茶葉の量が記されていますね。

 

ただ、1人分の茶葉の量はどのくらいを使用したら良いのでしょうか?

 

日本茶の場合、1人分の茶葉の量は平均2〜3gとなります。

 

ですので、サイトや書物に記載された人数よりも人が多かったり少なかったりした場合は、

 

「1人分の茶葉×人数」

 

で、茶葉の量を用意すると失敗せず、おいしい日本茶を入れることができます。

 

もし、1人でまったりと日本茶を味わいたい場合は、少し多めの5gくらいの茶葉を使用すると、二煎目もおいしく飲むことができます。

 

また、5人以上集まった場合は、茶葉の量を2gと少なめにした方がおいしく入れることができますので覚えておくと良いでしょう。

日本茶の入れ方 前準備のポイント「浸出時間」について

おいしい日本茶の入れ方の前準備、最後のポイントは「茶葉の浸出時間」です。

 

浸出時間は、お湯の温度同様、日本茶の香りや味わいを大きく左右する重要なポイントですので、しっかり覚えておきましょう

 

これは、煎茶・玉露・ほうじ茶など、それぞれの種類によって異なります。

 

では、旨味と甘みを愉しむ高級茶葉「玉露」を例にご説明してみましょう。

 

玉露には、「並玉露」「上級玉露」の2タイプあります。

 

たとえば、並玉露を3人分入れる場合、使用する茶葉は10g、お湯の温度は60度、お湯の量は60mlとなります。

 

一方、上級玉露の場合、3人分入れるなら、使用する茶葉の量は10g、お湯の温度は50度、お湯の量は60mlとなります。

日本茶の入れ方 前準備のポイント「浸出時間」の目安

では、浸出時間はどのくらいが目安となるのでしょうか?

 

「同じ玉露なのだから、同じ時間なのでは?」と思われる方も多いかと思います。

 

実は、並玉露と上級玉露では、使用するお湯の温度が異なるため、浸出時間も異なります。

 

玉露の魅力は、濃厚な旨味とトロリとした甘みです。

 

そのため、上級玉露の場合はお湯の温度を低くし、浸出時間を2分30秒ほどに設定し、じっくり浸出させた方がおいしくなります。

 

つまり、浸出時間は、茶葉の種類や量、お湯の温度など、茶葉や自分の好みに合うように調節する必要があるわけです。

 

それぞれのお茶のおいしい入れ方の詳細は、各「入れ方のページ」にてご説明しています。

 

何はともあれ、日本茶をおいしく入れる前段階として、「お湯の量」「温度」「茶葉の量」「浸出時間」の4つに重点を置くと失敗しませんので、覚えておきましょう。

 

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