お茶のビタミンについて
お茶(日本茶)に含まれるビタミンは、どのようなものなのでしょうか?
まず、ビタミンとは、五大栄養素の一つで、人の身体にとっての「必須栄養素」です。
お茶(日本茶)には、ビタミンCやビタミンB1&B2をはじめ、ビタミンE・葉酸・βカロテンなどが含まれています。
ビタミンは、生体維持にとても重要な働きを持っていて、健康や美容維持にも効果があります。
人間の体内で作ることができないため、野菜や果物などから摂り込んでいく必要があります。
ビタミンには、ビタミンB複合体・ビタミンCなどの水溶性のものと、ビタミンA・ビタミンEなどの脂溶性の2タイプがあります。
日本茶に含まれるビタミンは、水溶性と脂溶性の両タイプがあります。
お茶のビタミンの効果・効能について
では、それぞれのビタミンの効果・効能をご紹介しましょう。
ビタミンC
日本茶には、150mlあたりおよそ6mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、非常に熱に弱い性質を持っていますが、お茶に含まれるカテキンとの相乗効果で熱に強くなり、一煎目には大量のビタミンCが浸出されます。
日本茶のビタミンCは、長時間ぬるま湯で放置すると壊れてしまうので、淹れたら出来る限り早めに飲み切ってしまいましょう。
また、ビタミンCは、コラーゲンなどの生成に不可欠ですので、若々しいお肌を保つのに最適です。
その他にも、ビタミンには優れた抗酸化効果があり、抗ガン作用をはじめ、生活習慣病や老化防止の働きがあります。
ビタミンA
日本茶には、ビタミンAの前駆体であるβカロテンが含まれています。
日本茶のβカロテンの含有量は、なんと人参のおよそ10倍と言われています。
皮膚や粘膜の強化をはじめ、眼の病気を防ぐ効能があります。
ビタミンB群
日本茶に含まれているビタミンB群は、ビタミンB1、ビタミンB2の2種類です。
ビタミンB1は、炭水化物をエネルギーへと変換させる大切な役割を担っています。
また、消化液の分泌を促進させ、糖質の代謝を促進させる働きもあります。
ビタミンB2は、タンパク質や糖質、脂質といった栄養素の代謝をサポートする効果があります。
そのため、皮膚や粘膜を常に健康に保ち、ニキビや肌荒れといった肌トラブルの予防にもなります。
そのため「美容のビタミン」と呼ばれ、女性の間では良く知られています。
ビタミンE
ビタミンEは、細胞の老化を防いだり、血行を促進させる働きがあります。
ビタミンEは、ビタミンCと共に摂ることで絶大な効果を発揮します。
そのため、両方のビタミンが含まれる日本茶は最高の飲み物と言えるでしょう。