川根茶とは静岡の高級茶?

川根茶

 

お茶の名産地静岡県。

 

その数あるお茶の中でも高級茶として知られる「川根茶(かわねちゃ)」をご存知でしょうか?

 

その香り高い風味から銘茶として天皇杯も受賞している一品です。

 

そんな貴重なお茶だからこそ、ぜひお家でも美味しく入れて味わいたいですよね。

 

自分で楽しむにも、友人とのちょっとした時間にも、川根茶の香りで至福のひと時を過ごしてみませんか。

 

今回はその特徴や美味しいお茶の入れ方をご紹介します。

川根茶の特徴は?

川根茶の特徴

 

川根茶の特徴は、どのようなところにあるのでしょうか?

 

まず、川根茶は、比較的甘味が強く、特有の香りを持つお茶として知られています。

 

色はさっぱりとしたイメージの薄い黄緑色。

 

針状の茶葉のため、沈殿物もあまり多く出ないのが特徴です。

 

口に含んだ瞬間は爽やかな印象ですが、後から徐々に茶葉の甘味が口の中に広がり始めます。

 

この甘味を楽しむための美味しいお茶の入れ方は、次の章で紹介していきますので、是非実践してみてください。

 

 

ところで、静岡の山里にある川根のお茶はどうして甘味が強いのでしょうか?

 

それは、南アルプス特有の天候が深く関わっていました。

 

川根茶の特徴

 

まずはとの関係です。

 

川根の茶園は斜面になっているため、雨水は同じ場所に留まりにくく常に流れていきます。

 

新鮮な水を好む茶樹には最適な環境なのです。

 

 

さらに温度との関係があります。

 

川根の茶園がある地域は昼夜の寒暖差が大きく、適度な湿度が葉にもたらされるため、しっかりと甘味を葉の中に閉じ込めておけるのです。

 

 

このように自然環境が生み出す恵まれた水量と温度差によってその香味、甘味、そして風味が作り出されています。

 

まさに、自然の技が織り成す深みとコクが、ここに凝縮されているわけです。

 

 

では、そんな川根茶を美味しく飲むためには、どんな点に注意すれば良いのでしょうか?

 

続いて、川根茶の美味しい入れ方をご紹介します。

川根茶の入れ方!美味しく飲むには?

川根茶の入れ方

 

それではこの川根茶、どのようにして入れるのが良いでしょう。

 

 

急須、湯飲み茶わん、茶葉やお湯の量、注ぎ方などなど・・・

 

お茶を美味しく飲むためには茶葉の品質はもちろん、その他にもいろいろとポイントがあります。

 

いつものお茶の入れ方に一工夫するだけでお茶の味は格段によくなります。

 

是非美味しくお茶を飲む方法として以下を参考にしてみてください。

 

 

お湯を沸かして冷ましておく

 

人数分の茶碗を用意したら、お湯を八分目まで入れ、そのまま60度くらいまで冷まします。

 

急須に茶葉を入れる

 

茶葉の量は、一人当たり約2gが目安と言われていますが、川根茶の場合は少し多めに入れるのが美味しい香りを引き出すコツです。

 

急須に注いで待つ

 

お湯が適温まで冷めたら急須に注ぎ入れ、1分15秒程度待ちます。

 

お茶を均等に注ぐ

 

濃さが均等になるよう注ぎいれます。

 

味は後半になるにつれて濃く渋みがでるので、均一になるように意識してください。

 

川根茶の入れ方

 

お茶を入れる際にはポイントがあります。

 

それは、葉が完全に開く前に注ぎ始め、美味しさが残る「最後の一滴」までしっかりと注ぎきることです。

 

 

また、美味しい水を使うということも美味しさを引き出すためには重要なポイントですが、毎回は難しいかもしれません。

 

その場合には、通常の水道水でも10分ほど沸騰させてください。

 

そうすると、カルキの匂いが取れますので、このひと手間をぜひ加えてみてください。

 

 

さらに、保存方法も繊細なお茶の味に大きく関係してきます。

 

開封後でも、お茶は暗く温度の低い場所へ保存するのが最適です。

 

冷蔵庫へ入れると匂いが移るのはもちろん、湿気を含んでしまうため味の劣化へと繋がりますので、あまりお勧めではありません。

 

 

梅雨や夏場など、どうしても冷蔵庫を使用する際には、お茶を飲む前に少し常温に置いてから封を開けると良いです。

 

すると、水滴や水分の発生を防げるので品質を落としにくく美味しく頂けます。

 

それでも、やはり開封後は早めに飲むことをおすすめしますけどね。

 

 

さて、ここまでは茶葉の紹介をしてきましたが、川根茶はティーバッグタイプも売られています。

 

次の章で紹介していきますので、手軽に楽しみたいという方は必見ですよ!

川根茶のティーバッグ!初心者や忙しい人でも美味しく飲めます

川根茶のティーバッグ

 

また、お茶初心者の方や、忙しい毎日にオフィスで飲みたい方もいると思います。

 

その場合には、川根茶のティーバッグも販売されていますので合わせて楽しめますよ。

 

 

ティーバッグならお湯でも水でも出せます。

 

なので、マグカップで飲んでもよし、ペットボトルに入れて持ち歩けばお財布にも優しくておすすめです。

 

夏場でも、寒い冬でも、ちょっと人一息つきたいときに簡単なティーバッグは買い置きしておいて損はありません。

 

 

私も会社のオフィスにはいつもティーバッグタイプを常備していました。

 

朝ちょっと早く出社した日やランチの後でも手軽に飲めるので、忙しい毎日でも至福のひと時を味わえます。

 

 

ティーバッグの場合の美味しい入れ方もお伝えしておきます。

 

まず、麦茶の作る時のように、やかんや鍋に1リットルの水を用意して沸騰させます。

 

そこへ、ティーバッグを2つ(こちらも多めに入れるのがおすすめ)入れ、5分ほど待つだけです。

 

 

水出しする場合はティーバッグを入れた後、2〜3時間冷やしてから飲むと美味しいです。

 

お腹に優しいお茶は食後にも良いですし、ちょっと一息入れたいときにも気分をリラックスさせてくれますよ。

 

ぜひ、やってみてくださいね!

 

 

 

では、川根茶についていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、静岡銘茶「川根茶」についてご紹介しました。

 

 

山間の流水によって清らかに育った茶葉は、その自然水を存分に含んだ香り高きお茶として有名です。

 

また、美味しい飲み方として、いつもより少し多めに茶葉を入れることで川根茶特有の香りや甘味を楽しむことができることをお伝えしました。

 

 

時間に追われ少し疲れた日には、川根茶の香りと甘味、透き通る色を眺めながら、ゆっくりと流れる時間を過ごしてみるのも良いのではないでしょうか。

 

五感を存分に使ってお茶の温もりを感じてみてください。

 

お茶のある生活は幸福感を満たし、日本人であることの有難さを再確認させてくれるはずです。

 

 

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