番茶の煮出し方はどうしたら良いの?
番茶を飲みたいけど、煮出し方はどうやったら良いの?という方は結構いらっしゃると思います。
または、番茶も煎茶も日本茶だから煮出し方だって同じでしょ?という方も少なからずいるでしょう。
では、番茶に特化した「おいしい煮出し方」というのはあるのでしょうか。
今回は、番茶の煮出し方について、詳しくご紹介したいと思います。
番茶の煮出し方は「熱湯」が一番?
まず、番茶の煮出し方で一番注意していただきたいのは、お湯の温度です。
玉露などの旨みが多いお茶は「低温」でいれるのが定石ですが、番茶の煮出し方としては熱いお湯を使います。
番茶を熱湯で煮出す理由は、熱いお湯で入れると香りがよく出るということ。
そして、番茶に多く含まれるカテキンの苦味や渋みをほどよく楽しめるからです。
ただし、あまり長く煮出してしまうと、苦味が強くなりすぎるので注意が必要です。
番茶のヤカンによる煮出し方としては、2Lのお湯に対して約20gの茶葉を用意しましょう。
煮出し方の手順ですが、まずお湯を沸騰させ、一度火を止めて「番茶の茶葉」をそのまま中に入れます。
それから再び火をつけ、30秒から1分ほど煮出して茶葉を取り除きます。
この時に、茶葉パックなどに入れておくと、簡単に取り除けるのでオススメです。
ただし、パックに入れた場合は少し長めに煮出すといいでしょう。
番茶を煮出す時間、再度火を入れるか入れないかについては様々な意見があります。
ただし、加熱する時間によって香りや味が変わってしまうのは確かです。
いろいろな煮出し方を試してみて、あなた好みの番茶を見極めて下さい。
番茶の煮出し方のコツとは?
番茶の煮出し方のコツとは、なんでしょうか?
まずは、「番茶の茶葉」の特性を理解することが煮出し方のコツを知るうえでとても重要です。
番茶の原料は三番茶や四番茶の「硬い葉」や「茎」の部分です。
さらに、番茶の場合は、葉を揉まずに乾燥させているので、熱い沸騰させたお湯でなければ、味や香りが出づらくなっています。
急須でいれる場合も、熱々の熱湯を注いで1分から30秒ほど蒸らし、短時間で湯呑に注ぎ切ってください。
番茶をヤカンでいれる場合は、出来れば陶器製の土瓶などがオススメです。
こちらの方が風味を損なわずに、おいしく飲むことができます。
また、再加熱をする場合は、強火でグラグラと煮立てないようにしましょう。
せっかくの香りや風味が飛んでしまいますので、弱火でじっくりと煮出してください。
もし、番茶を作りすぎた場合、または夏の暑いときには、冷やして「アイス番茶」にしても美味しく頂けます。
番茶はアイスでもホットでも作れるので是非、一年を通して楽しんてみてください。