梅醤番茶を知っていますか?
体調を崩しやすい季節の変わり目には、体も不調になりがちです。
そんな時には「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」で健康な心と体を取り戻しましょう。
名前の通り梅干し、醤油、番茶を混ぜて作るのですが、実はもう一つとっておきの食材をプラスします。
その食材とは一体何なのでしょうか?
また梅醤番茶の美味しい作り方も後ほどご紹介していますので、いまいち体調が優れないという方は是非参考にしてみてください。
今日から梅醤番茶を取り入れて、健康な毎日を送りましょう。
ではまず、「梅醤番茶」とはどんなお茶なのかについて詳しく解説していきます。
梅醤番茶とは?
そもそも梅醤番茶とは、どんなお茶なのでしょうか?
梅醤番茶は、日本人の間で古くから伝わる「民間療法」の一つです。
材料は、発酵食品である梅干し、醤油、番茶と、体が喜ぶ食材ばかりを使用しています。
また、番茶に関してはカフェインの少ない「三年番茶」を使用すると、より効果があり体にも優しいとされています。
そしてもう一つ大切な材料があります。
それが「生姜」です。
生姜を最後に少し加えることで、風邪予防はもちろん体をポカポカにしてくれます。
現代人の生活では、食生活の偏りや過度なストレスにより、体が冷え免疫力が低下しやすいと言われていますよね。
東洋学ではこれを「陰陽」の陰で表すのですが、私たちの体内を陽に近づけるためには、体を温める必要があるのです。
長寿法で有名なマクロビ(正式名マクロビオティック)でも、梅醤番茶は欠かせない飲み物として推奨されています。
市販のエナジードリンクよりも健康的で、且つ自宅に常備されている食材で作れるため、手軽に作れるのが嬉しいですね。
梅醤番茶について分かったら、次はその効果について詳しくみていきましょう。
これであなたの不調も改善されるかもしれません。
梅醤番茶の効果は?ダイエットや風邪に良いの?
健康に良い食材ばかりを使っている梅醤番茶。
その効果・「効能についても詳しく見ていきましょう。
まず、代表的な効果として「風邪予防」が期待できます。
低くなりがちの体温を平温まで上昇させ、免疫力アップにも繋がります。
疲労回復の効果もあるので、朝起きて今日は体調が優れないなと思ったら、いつものお茶に梅干し、生姜、醤油を加えて梅醤番茶を作ってみると良いでしょう。
薬の変わりに美味しい梅醤番茶を飲めば、身体だけでなく心もほっと癒されます。
また、梅醤番茶は、アレルギー体質の改善や、整腸作用、そして現代病予防にも効果があると言われています。
なので、日ごろの不摂生に心当たりがある場合は積極的に取り入れると良いでしょう。
さらには、美容効果とダイエット効果もあると言われる梅醤番茶です。
身体を温めることで、お肌への美容効果があることはもちろん、お茶には血糖値を抑えてくれるカテキンが含まれているためダイエット効果も期待できます。
美味しく、美しくなれる「梅醤番茶」の魅力について、さらに興味が沸いてきませんか?
それでは、次に美味しい作り方についてみていきましょう。
梅醤番茶の作り方は?
それでは、梅醤番茶の作り方について見ていきましょう。
早速ご自宅でも作ってみてくださいね。
まずは、材料から。
材料(2人分)
- 梅干し 2個
- 醤油 小さじ2
- 生姜すりおろし汁 小さじ1
- 番茶 湯飲み茶碗1
作り方
湯飲み茶碗に梅干し、醤油、生姜を入れます。
最後にお好みの番茶(緑茶、ほうじ茶、三年番茶など)を注ぎ、かき混ぜたら出来上がり!
たった、これだけです。簡単でしょ?
ポイントとして、梅干しをよく潰すこと、各材料の分量は、好みに合わせて味を調整すると良いでしょう。
寒い冬の朝には、梅醤番茶で元気な一日のスタートを切れると良いですね。
ところで、こんなに作り方も簡単で美味しい梅醤番茶ですが、その反面「好転反応」はあるのでしょうか?
気になるところです。
次で詳しく見ていきましょう。
梅醤番茶に好転反応はあるの?
好転反応という言葉は、良く聞きますが、そもそもどういう意味でしょうか?
デトックスなどで軽い断食や食生活を変えると「好転反応」が起こると言われています。
好転反応は、人によって反応が異なりますが、その人の体内に溜まっていた毒素を体が排出しようとする作用です。
主な反応としては、頭痛やアトピー、ニキビなどの肌荒れ、また尿の臭いの変化などさまざまです。
これらの好転反応は断食などによって起こりやすいと言われています。
しかし、食生活全体を大きく変えない限り、つまり梅醤番茶を飲むだけでは大きな好転反応は起きにくいと言えるでしょう。
梅醤番茶は、日常的にお茶やコーヒーを飲むのと同様に、毎日の生活で楽しむことのできる健康飲料。
なので、本格的にマクロビ食に切り替えない限り、そこまで好転反応を心配する必要はなさそうです。
安心して飲んでくださいね。
ところで、梅醤油番茶については朝に飲むと効果的だと説明してきましたが、夜寝る前に飲むのはどうなのでしょうか。
続いて、一日の疲れを取るのに効果があるのかを、検証していきます。
梅醤番茶は寝る前に飲んでも大丈夫?
梅醤番茶は夜寝る前に飲んでも大丈夫です。
・・・というよりも、とってもおすすめです!
なぜなら、梅醤番茶で身体が温まることでリラックス効果を感じ、そのまま安眠に繋がりやすくなるからです。
身体の内側からポカポカしてきて、ぐっすりと眠れそうですね。
冷え性でなかなか眠れないなんて方には、特におすすめしたいです。
ただ、飲む量に関しては、湯飲み一杯分にするなど、飲みすぎに注意してくださいね。
通常のお茶だとカフェインも多く、眠気が覚めてしまう可能性があります。
そのため、少量を飲むことに加え、例えばカフェインの少ない三年番茶を選ぶなど工夫をされると良いでしょう。
さて、梅醤番茶についていろいろとお伝えしましたが、最後におさらいしてみましょう。
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まとめ
今回は、梅醤番茶について詳しく説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
風邪の前兆や疲労を感じたら、まずは体を温めて栄養のある梅醤番茶を飲んでみてください。
生姜を入れると、さらに身体が温まっておすすめです。
あらゆる病気の予防に加え、美容効果、さらにはダイエット効果まで期待できることもご紹介しました。
作り方もカンタンでしたね。
まずは朝の一杯に梅醤番茶を作り、快適な一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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