番茶は体にいいお茶なのか?
番茶は体にいいという話を聞いたことがあるという方は多いかも知れません。
番茶に限らず、お茶は全般的に体にいいと言われていますよね。
お茶が体にいいと言われる理由は、いろいろとあります。
たとえば、お茶に含まれているカテキンに脂肪燃焼効果があることやビタミンCが含まれていることなどが挙げられます。
中でも番茶は体にいいお茶と言われますが、それは本当なのでしょうか?
ここでは、番茶が体にいいかどうかについてご説明します。
番茶が体にいいと言われる理由は?
番茶がお茶の中でも、特に体にいいと言われる理由は何でしょうか?
まず、番茶はカテキンやビタミンCが多く含まれ、旨み成分のテアニンや苦味成分のカフェインが少ないのが特徴です。
カテキンは脂肪燃焼効果があるので、たくさん摂取したいところですね。
ところが、カフェインは胃に負担をかけたり、体を冷やす効果があります。
そこでカフェインが多く含まれる煎茶ではなく、番茶の方が体への負担を少なくカテキンを摂取できるというわけです。
また番茶には、ポリサッカライドという多糖類が含まれています。
これはキノコ等にも含まれている成分で、血糖値を下げる働きがあります。
キノコを毎日たくさん食べるのは大変ですが、番茶なら食事などと一緒に気軽に取ることができるでしょう。
このポリサッカライドは緑茶ならほとんどの種類に含まれていますが、特に番茶に多く含まれています。
番茶が特に体にいいと言われるのも、確かにうなずけますね。
体にいい番茶は時期や入れ方で成分が変わる?
お茶の中でも特に体にいいと言われる番茶は、他のお茶に比べ、体に優しく健康に良い成分も多く含まれています。
ただ、番茶は入れ方や原料の採取された時期によって、その成分は異なるので注意が必要です。
体にいいということで番茶を飲むからには、成分にも意識を向けておきたいですね。
番茶をいれる時、香りや味を重視するなら「熱湯」を使うのがオススメです。
またカテキンは熱い温度の方が抽出されやすいので、脂肪燃焼効果を期待する場合も熱湯でいれた番茶を飲みましょう。
もし、体にいいという部分をクローズアップしたいなら、血糖値を下げる効果を期待できる「水出し」がオススメです。
血糖値に関係しているポリサッカライドは、水出しすることにより抽出しますから、より体にいい番茶になると言えるでしょう。
水だし番茶の作り方は、1Lの水に対して茶葉40g程度をいれ、冷蔵庫に一晩おいてください。
また、カテキンやポリサッカライドは、柔らかい新茶よりも三番茶や四番茶など秋冬に取れる葉に多く含まれています。
番茶にも種類があり、一番茶や二番茶のハネモノを集めたものや、秋冬の茶葉を使ったものなどさまざまあります。
体にいい効果を期待する場合は、三番茶や四番茶を使った「秋冬番茶」の方がオススメです。