番茶うがいで風邪を撃退するってホント!?
番茶でうがいをすることで風邪を撃退するという話を聞いたことがある方は結構多いと思います。
なぜなら、番茶でうがいというのは昔から民間療法で伝えられてきた方法だからです。
しかし、現代では、科学的にその効果が実証されつつあることをご存知ですか?
ここでは、番茶でうがいをすることの効果性や、そのやり方についてお伝えします。
番茶でうがいが効果的な理由は?
番茶でうがいをすることが風邪などに効果的だと言われる理由はなんでしょうか?
まず、番茶に含まれる栄養素の一つ「カテキン」には殺菌作用があります。
これによって喉の菌やウイルスを撃退し、風邪の予防や緩和に効果があると言われています。
たまに「番茶ではなく緑茶でうがいをしてもいいですか?」という疑問を持たれる方がいらっしゃいます。
もちろん、それでも良いのですが、番茶にはより多くのカテキンが含まれているますし、カフェインが少ないので緑茶よりもオススメなのです。
特に「秋番茶」と呼ばれる三番茶や四番茶を使用した番茶の方が、春に摘み取られた一番茶よりもカテキンの量は多いです。
私自身も、ちょっと喉が痛いと感じた時には、よく番茶を使ってうがいをしています。
確かに喉の違和感が少なくなり、調子が良くなります。
なので、人によって違いはあると思いますが、番茶のうがいは効果があることを実感しています。
番茶うがいは熱湯&塩がポイント!
番茶でうがいをする場合には、いくつかポイントがありますのでご紹介しましょう。
まず、殺菌作用のある「カテキン」は、熱湯の方が抽出されやすいです。
なので、うがい用に番茶を作る時は、沸騰した熱々のお湯を使ってください。
当然そのままの温度ではうがいは出来ませんので、ある程度、冷ましてからうがいをするといいでしょう。
ちなみにカテキンは、温度が下がっても効果は変わらないのでご心配なく。
また、番茶だけでなく、塩をひとつまみ入れることで、さらにうがいの効果がアップします。
塩には、脱水作用と抗菌作用があります。
そのため、番茶に入れてうがいをすると、ウイルスを洗い流すと同時に喉の粘膜を引き締めてくれます。
これによって炎症を和らげる効果が期待できるのです。
ただし、塩を入れることで口の中がしみてしまう場合があります。
口内炎ができている方などは、番茶でうがいをした後に水で洗い流すことをオススメします。
うがいに使う番茶は、茶葉から作ってもいいのですが、お茶として飲んだ後の「出がらし」でも効果はあります。
普段から番茶を飲む習慣がある方は、使い終わった茶葉で「番茶うがい」を始めてみてはいかがでしょうか?