お茶の種類と効能!人気なのはどれ?
皆さんは、お茶というと「何茶」を思い浮かべますか?
お茶と一口に言いましたが、どのくらい種類があるのでしょう。
紅茶、中国茶もお茶に含まれますが、ここでは日本人の食生活には欠かせない日本茶についてご紹介します。
最近はペットボトルのお茶といえど、クオリティーが高くおいしいお茶を飲むことができますし、ブレンド茶など種類もたくさん増えています。
その中でも、みんなによく飲まれている大人気のお茶があるのなら、知っておきたいですよね。
ここでは、日本茶の種類や効能を一気にご紹介していきます。
お茶の種類と特徴!日本茶だけでもこんなにあるの?
世界には様々な種類のお茶がありますね。
紅茶、中国茶、日本茶、そして、それぞれのお茶の中でもさらにたくさんの味や香りでわかれます。
しかし、そもそもの葉っぱは全部一緒だって、ご存知でしたか?
お茶の葉っぱは世界共通なのですが、摘んだ後の工程が違うだけで、紅茶、中国茶、日本茶とこれだけの違いを生み出すことができます。
お茶って奥深い世界ですね。
ただ、すべての茶葉について書いてしまうときりがなくなります。
そこで、今回は、日本茶の種類と特徴についてご紹介していきましょう。
玉露
玉露は、収穫前に3週間ほど、日光に当てない期間を作ります。
これでカテキンが減少し、アミノ酸が増加するため、とろりとした口当たりの濃く深い甘みが出ます。
煎茶
煎茶は玉露と違い、日光を遮断せずに摘み取るため、程よい渋み・苦味を感じますが、ほのかな甘みも感じることができます。
日本茶の生産量のうち、約8割を占めるのが煎茶です。
かぶせ茶
かぶせ茶は、摘み取り前の2週間は日光を遮断します。
玉露と煎茶の間の味、両方の特徴を持った味、を想像していただければ。
粉茶・茎茶
粉茶・棒茶は、煎茶を製造する過程で生じた茶葉や茎のかけらを集めたものです。
手早く淹れられ、濃くふくよかな味わいを感じることができます。
茎茶は棒茶とも呼ばれ、雁ヶ音(かりがね)が有名。
芽茶
茎茶は、粉茶同様、煎茶の製造過程で生じたものです。
しかし、新芽よりも小さい芽が集まるため、芽に含まれる養分が多く、味わいも濃厚。
何杯でも抽出することができます。
抹茶
抹茶は、碾茶(てんちゃ)を石臼で挽き、粉末状にしたもの。
茶道で使用されます。
旨味や成分が凝縮されており、苦味は強いですが、まろやかな優しい甘さも感じられます。
番茶
二番茶、三番茶という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、どういう意味かご存知でしょうか?
二番茶とは、二回目に積むお茶のことで、5月初旬に一番茶が積まれたおおよそ一カ月後に二番茶が摘まれます。
二回目に摘まれて作られたお茶を二番茶といい、三回目に摘まれてできたお茶を三番茶、それらをまとめて番茶といいます。
タンニンが多く、やや渋みの強い味わいとなります。
ほうじ茶・玄米茶
ほうじ茶・玄米茶は、再加工茶と呼ばれ、煎茶や番茶などに手を加えて作成されたお茶のことを指します。
ほうじ茶は煎茶・茎茶などを高温で焙煎し、一気に水分を飛ばして作られるので、香ばしさは絶品です。
玄米茶は、番茶と炒った玄米を混ぜ合わせたものを指します。
普通のお茶より茶葉の量が少ないため、抹茶を混ぜて販売している玄米茶も見かけますね。
釜炒り茶
生の茶葉を蒸さずにそのまま釜で丹念に炒り、揉みながら乾燥させる中国から伝わった伝統的な製法です。
あまり一般的ではないので、飲んだことがある方は少ないのではないでしょうか。
いかがでしょう?
こうやって見てみると、意外とありますね。
ところで、お茶には自分の好きな味があると思いますが、希望の効能があったらさらにうれしいですよね。
続いて、そんなお茶の効能について詳しくご紹介します!
お茶の種類で効能は違うの?3つの成分の秘密にせまる!
お茶の作られる過程によって、それぞれのお茶が含む成分の量に違いは出ます。
しかし、お茶の効能自体には、種類によってそこまで大きな違いはありません。
なので、全体的に含まれている成分の効能について、3つに分けて説明していきましょう。
カテキン
カテキンとはよく耳にする言葉ですが、実際どのような効能があるのでしょうか。
カテキンは、摂取した食べ物が糖分に変わり、腸の中で分解される際に必要な「消化酵素」の役割をしてくれます。
その結果、体内への糖分の吸収が抑えられ、不必要な分は外に排出してくれる効果があります。
カフェイン
カフェインを摂取すると眠れなくなる、と聞きますが、摂取量に気をつければ、リラックス効果や集中力を高める効果があります。
そして、実は「脂肪燃焼剤」と呼ばれるほど、脂肪燃焼率が高いんです!
カフェインに含まれる成分が脂肪代謝を促進する物質の働きを刺激するので、積極的に脂肪燃焼を行い、体脂肪を落としてくれるんです!
これはもう飲まなきゃですね。
ビタミン
意外かもしれませんが、お茶にはビタミンが豊富に含まれています。
ビタミンの中でも特に多く含まれているのが、ビタミンCやビタミンEです。
ビタミンCは美肌を作るのに欠かせない成分とされているだけではなく、疲労や紫外線によるダメージを受けた肌の回復力を高めてくれる効果も期待できます。
また、ビタミンEは「若返りのビタミン」と言われるほど美肌には欠かせないビタミンです。
肌のみならず美髪効果もあるため、アンチエイジングとしても女性には嬉しいです。
他にも、お茶にはアミノ酸やポリフェノールなど、摂取すると健康に良いとされている成分が含まれています。
お茶を飲むだけでこれだけの効果を得ることができるのだとすれば、万能な飲み物といえますね。
それぞれの種類によって含有量は異なりますが、期待する効能がはっきりしている方は、含有量が多い種類のお茶を飲めば、より効果が期待できますよ。
味わいと効能で、自分に合うお茶を見つけてくださいね。
さて、いろいろな魅力的な日本茶を見てきましたが、この中で1番人気が高いのはどれなのか気になりませんか?
では最後に、人気の日本茶「ベスト3」をご紹介します!
お茶の種類で人気なのはどれ?
日本人にもっとも人気があるお茶はなんでしょうか?
Amazonの日本茶売れ筋ランキングを基に、まずは3位から発表します!
3位は、ほうじ茶です!
やはり、ほうじ茶の持つ香ばしさは絶品だからでしょう。
お値段がリーズナブルなのもうれしいポイントです。
次は、2位です。
2位は、玄米茶です!
煎茶でありながら、玄米が入っている分香ばしさを感じることができ、また抹茶が入っていることでより濃いお茶の味を感じられる玄米茶もあります。
さて、最後は1位の発表です!
堂々の1位は・・・
煎茶です!
煎茶が日本茶全体の8割を占めていると、最初に書きましたね。
味で比べてみると、煎茶が飲みやすいすっきりした味わいであることがわかります。
また、歴史を遡ってみると、煎茶が一番古くから飲まれており、昔から代々飲まれてきた煎茶の味が、わたしたちの中に残っているということでしょうか。
それだけお茶文化は、私たちの生活の中に根付いているということですね。
さて、ざっとお茶の種類と効能をお伝えしてきましたが、日本茶の特徴・それぞれの違いについてお分かりいただけましたか?
では、最後にまとめましょう。
関連記事
まとめ
今回は、様々なお茶の種類や特徴、効能、人気の日本茶などをご紹介しました。
まず、日本茶は、玉露、煎茶、抹茶、番茶、玄米茶などいろいろな種類があります。
お茶には、カテキン、カフェイン、ビタミンなどの成分が含まれ、それぞれ体に良い効能があります。
女子の私としては、糖分の吸収を抑えてくれるカテキンは気になりますね。
1番人気のお茶は、やっぱり慣れ親しんだ煎茶でした。
自分に合った種類のお茶を飲んで、ステキなグリーンティータイムをお過ごしください。
おすすめ記事