粉茶とは、どんなお茶?

粉茶 粉末茶

 

粉茶とは、どんなお茶なのかをご存知ですか?

 

 

「お茶を粉にしたものでしょ?」という声が聞こえてきそうですね。

 

 

ハイ、その通りです。

 

・・・と言いたいところですが、ここが誤解を生んでしまう部分でもあります。

 

 

「粉茶(こなちゃ)と粉末茶(ふんまつちゃ)」

 

実は、この2つを混同されている方は、とても多いんですよ。

 

 

じゃあどこが違うのか?って、かなり気になるところですよね。

 

では、早速ご説明しましょう。

粉茶と粉末茶の違いとは?

粉茶と粉末茶の違いって一体どこにあるのでしょうか?

 

粉茶

 

まず、「粉茶(こなちゃ)」とは、煎茶や玉露などを製茶する時に出てくる「粉」を集めたもの。

 

つまり、茶葉を葉と茎に分けて製造する時に出てくる「粉状のお茶」のことです。

 

 

そのため、粉茶は「出物(でもの)」と呼ばれることもあります。

 

通常、寿司屋さんのお茶やティーバックの材料として使われてるのが粉茶なのです。

 

 

一方「粉末茶(ふんまつちゃ)」とは、煎茶をミルのような機械で粉砕して「粉末状」にしたお茶のことです。

 

 

つまり、煎茶を抹茶みたいにパウダー状にしたお茶のことですね。

 

粉末茶

 

粉末茶は、お湯に入れればそのまま溶けますから茶殻などは一切残りません。

 

 

ちなみに、粒の大きさは抹茶よりもちょっと大きめなので、抹茶よりダマになりにくいのが特徴です。

 

 

そして、実は、最近ものすごく流行っているのが、何をかくそう「粉末茶」の方です。

 

 

じゃあ、なぜ、それほど「粉末茶」が注目を集めているのでしょうか?

 

気になりますね〜続いて見て行きましょう。

 

粉茶(粉末茶)の効能!粉のお茶が持つメリットとは?

粉茶 効能

 

今、粉末茶が注目を集めているのには、もちろん理由があります。

 

 

お茶は1000年以上の歴史があるので、健康効果は良く知られていますね。

 

 

例えば、お茶に含まれるカテキンは、ポリフェノールの一種なので、抗酸化作用が高いことで有名です。

 

 

カテキンには、その他にも、

  • 殺菌効果
  • ダイエット効果
  • 生活習慣病の予防効果

 

等があったりと、良いことづくめ!

 

 

しかし、残念なことに、飲むお茶にした場合、その30%しか摂ることが出来ません。

 

 

つまり、残りの70%のカテキンは、茶殻に残ったまま捨てられてしまうのです。

 

あ〜なんてもったいない!

 

 

ところが、粉末茶は、お湯に茶葉が「全部」溶けこんでくれます。

 

そのため、カテキン等の栄養を100%摂ることができるのです。

 

 

このようなことから、最近はお茶よりも粉末茶の方が健康効果が高いと注目されているわけですね。

 

 

また、お湯に溶けるということは急須がいらないので、湯呑やマグカップに直接入れられて、とても便利。

 

さらに、お菓子や料理にもそのまま入れられるというのも、うれしいところです。

 

 

では、続いて、粉末茶の美味しい入れ方をカンタンに説明しましょう。

粉茶(粉末茶)の入れ方!美味しく入れるには?

粉茶 入れ方

 

粉末茶を美味しく入れることは、とてもカンタンです。

 

 

まずは、大まかな手順から説明してみますね。

 

  1. 湯呑やマグカップを用意する
  2. 粉末茶を入れる
  3. お湯を冷ましてから注ぐ
  4. スプーンなどでかき混ぜる

 

たったこれだけです。カンタンでしょ?

 

 

では、一つずつ見てみましょう。

 

 

湯呑やマグカップを用意する

 

まず、湯呑やマグカップはいつも使っているもので良いと思います。

 

臭い移りがイヤな方は、お茶専用の容器を用意してください。

 

まあ、あまり神経質にならなくても大丈夫ですけど。

 

続いて、粉末茶の量をお伝えします。

 

 

粉末茶を入れる

 

濃い薄いはお好みにもよりますが、だいたい湯呑一杯に対して、0.3〜0.5グラムくらいを目安にすると良いです。

 

ティースプーンで言うと、だいたい4分の1〜3分の1杯くらいですね。

 

多めに入れて濃い目にしても美味しいですよ。

 

次に、お湯を注ぎましょう。

 

 

お湯を冷ましてから注ぐ

 

お湯の温度には、少し気を使いましょう。

 

なぜなら、粉末茶は普通のお茶に比べて、粉の粒が細かいため、表面積が広くなってお茶の渋みなどが出やすいからです。

 

表面積が広いということは、それだけお湯に触れる面が大きいということ。

 

そのため、高温のお湯を使って入れてしまうと、一気に渋みやえぐみが出やすくなってしまうのです。

 

なので、ふだん自分が入れているお茶よりも低めの温度設定にしてください。

 

目安としては、だいたい60〜65℃くらいだと美味しく入れられるでしょう。

 

 

スプーンなどでかき混ぜる

 

お湯を注いだら、スプーンでクルクルかき回して出来上がり!

 

 

「カンタン、美味しい、体にいい」

 

という三拍子が揃った緑茶を楽しむことができますよ。

 

 

ちなみに、夏場などの暑い時には、そのまま水に溶かすだけでアイスグリーンティーにもなります。

 

 

水でもお湯でもサッと溶けてくれるのは、粉末茶ならではのうれしい点ですよね。

 

 

ところで、入れるのがカンタンな粉末茶なら、その茶葉を自分で作れませんか?という質問をいただくことがあります。

 

そこで、最後に粉末茶の茶葉を自分で作る方法について説明します。

粉茶(粉末茶)の作り方!ミキサーを使うの?

粉茶 作り方

 

粉茶(粉末茶)を自分で作ろうとする方の方には、ミキサーにかければ良いのでは?と思われる方が多いようです。

 

 

ただ、やってみると分かりますけど、ミキサーでは、茶葉の粗さが残ってしまい、舌がザラザラしてしまいます。

 

なぜなら、粉末茶は本来ミキサーやミルサーの細かさでは作れないからです。

 

 

たとえば、市販されている粉末茶は、石臼で細かく挽かれて製品になっています。

 

パウダー状にするためには、やはり専用の道具が必要なのです。

 

 

じゃあ、なにが必要なのか?

 

 

粉末茶を自分で作るためには、緑茶をパウダー状にできる「緑茶ミル」という道具が必要です。

 

 

と言っても、そんなに高価な道具ではありません。

 

せいぜい数千円のレベルです。

 

 

手挽きミルと電動ミルがありますので、お好きなものを選んで挽けば、自分でもカンタンに粉末茶を作ることができますよ。

 

 

では、粉茶についていろいろとお伝えしてきましたが、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、粉茶と粉末茶の違い、効能や入れ方などについてお伝えしました。

 

 

まず、粉茶と粉末茶は違うということ。

 

粉末茶は100%栄養が摂れるので効能が高い。

 

 

入れ方はカンタン4ステップ。

 

茶葉から作るなら緑茶ミルを使う。

 

ということでしたね。

 

 

粉末茶を美味しく飲んだり料理に使ったりして、健康効果を高めてくださいね!」

 

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