碁石茶を知っていますか?

碁石茶

 

突然ですが、あなたは碁石茶(ごいしちゃ)というお茶の存在を、知っていますか?

 

 

このお茶は、高知県でしか生産されてなく、お店でもなかなか売られていないため、目にする機会が少ないかと思います。

 

そのため、碁石茶は「幻のお茶」なんて呼ばれることもあります。

 

 

近年、その健康効果の高さから、TVなどでも紹介され、とても注目を浴びてきているお茶なんですよ。

 

今回は、そんな碁石茶とはどのようなお茶なのか、また効能や飲み方についてお話します。

碁石茶は乳酸菌のお茶なの?

では、碁石茶とは、どんなお茶なのでしょうか?

 

まずは、先ほども言いましたが、碁石茶は高知県のお茶です。

 

山間部にある長岡郡大豊町というところでのみ生産されています。

 

 

あまり知られていない碁石茶ですが、実は、江戸時代から400年以上続く伝統的な製法で作られているんですよ。

 

そして、作るのにとても手間がかかる茶葉なんですね。

 

そのため、碁石茶は生産量がどうしても限られてしまい、「幻のお茶」なんて呼ばれているわけです。

 

 

一般的なお茶とは違って、碁石茶は「発酵茶」というところに特徴があります。

 

発酵茶というと、紅茶やウーロン茶を思い浮かべるかも知れませんね。

 

ところが、碁石茶は、紅茶やウーロン茶のように茶葉の持つ酵素で酸化させる発酵ではありません。

 

 

日本でも数少ない「後発酵茶」!

 

つまり、乳酸菌などの微生物で発酵させたお茶なのです。

 

 

まあ、碁石茶のイメージとしては、中国茶のプーアール茶に近い種類のお茶という感じですね。

 

では、そんな乳酸菌で発酵させている碁石茶ですが、一体どのような効能があるのかを見ていきましょう。

 

碁石茶を飲んで「痩せた!」なんて聞いたことありませんか?

碁石茶の効能は?痩せたってホント?

碁石茶の効能って、どんなことがあるのでしょうか?

 

碁石茶は、通常の緑茶と違って、微生物が生きているいわゆる「発酵食品」です。

 

しかも、驚くことにナント!乳酸菌の量がヨーグルトの200倍と言われているんですよ!

 

 

もちろん、健康にも良いということで、動脈硬化の抑制や花粉症・インフルエンザ予防、整腸作用があると注目されているのです。

 

 

ところで、碁石茶はダイエットに良い!とか、痩せた!というお話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

 

実は、その点は、碁石茶の「整腸作用」に秘密が隠されています。

 

 

碁石茶には、植物性乳酸菌が豊富に含まれているため、腸の働きを活発化してくれます。

 

そのため、便秘解消に効果があるわけですね。

 

 

なので、ふだん便秘で悩まされている方が、このお茶を飲むことによって便通が良くなり、結果「痩せた!」という事例が聞かれるようになったのです。

 

 

「碁石茶を飲めば必ずダイエット出来る!」

 

・・・というわけではないので、その点は注意してくださいね。

 

 

ところで、先ほどから乳酸菌で発酵させたお茶…と繰り返していますが、作り方って気になりませんか?

 

そこで、碁石茶とは一体どのように作られるのかについて見て行きましょう。

 

碁石茶の作り方!手間と時間がかかるってホント?

碁石茶は、どのようにして作られるのでしょうか?

 

実は、碁石茶の作り方は、とても手間と時間がかかります。

 

その日数は、なんと約60日と言われているのですよ。

 

 

ちょっと作り方を説明すると・・・

 

まず、碁石茶は「やぶきた」と言う品種のお茶に、山に自生している山茶を枝ごと刈って加えます。

 

そして、刈り取った茶葉を蒸した後に、枝などを取り除き、むしろの上に広げてカビ付けの作業を行います。

 

ちょうど、お米に糀(こうじ)をかけてお酒を作るところをイメージすると良いかも知れませんね。

 

 

そして、むしろに広げた状態で約7〜10日の間、発酵させます。

 

 

ただし、これだけ碁石茶が出来上がるわけではありません。

 

 

今度は、発酵した茶葉を桶(おけ)に積んでいき、その上に「重石」を乗せて、さらに20日間ほど発酵させていくのです。

 

これによって、乳酸菌が大量に発生し、発酵が進んでいきます。

 

 

そして、十分に発酵された茶葉は、その後には3cmほどの大きさにカットされ、そこからさらに約7日の間、天日干しするのです。

 

 

ここで余談なのですが・・・

 

碁石茶の名前は、この天日干しの様子が碁盤の上に黒い碁石が並んでいる様に見えることから、その名が付いたと言われています。

 

 

天日干しして、十分に乾燥したら完成です。

 

ちなみに、碁石茶を初めて購入して袋をあけると、黒い塊が何個か入っています。

 

なので、ふつうのお茶を想像していた人は驚くことも多いんですよね。

 

 

そして、見た目がまったく違うため、どうやって入れるのかまったくわからないという人も多いです。

 

そこで、飲み方についても見て行きましょう。

主な飲み方は2つ?

碁石茶の飲み方って、実は、大きく分けて2種類あります。

 

  1. 急須で入れる
  2. ヤカンで煮出す

 

それぞれ説明しましょう。

 

急須で入れる

 

まず、急須の中に碁石茶の塊を1つ入れます。

 

そこへ熱湯を注いで4〜5分待てば完成です。

 

めっちゃカンタンでしょ?

 

ちなみに、茶葉の塊1つで、だいたい3〜5杯飲めると言われています。

 

1煎目はよく出るため、少し短めにすると良いでしょう。

 

続いて、ヤカンで煮出す場合についてです。

 

ヤカンで煮出す

 

まず、ヤカンに碁石茶の塊3〜4個と適量の水を入れます。

 

そして、それを火にかけて5分ほど煮出したら完成です。

 

これも、めっちゃカンタンでしょ?(笑)

 

煮出し終った後は、ヤカンから茶葉の塊を取っておくと良いでしょう。

 

 

通常の緑茶と違って茶葉が塊になっているため、とてもカンタンにお茶を淹れることが出来ますよ。

 

ところで、入れてみたは良いけど、碁石茶ってどんな味がするのか気になりませんか?

 

乳酸菌の発酵茶なので、その味がどのようなものかは、ちょっと想像つかないですよね。

 

そこで、最後に碁石茶の味についてお伝えしたいと思います。

味はがマズいって話はホント?

碁石茶の味はまずい!なんていう話を聞くことがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

 

では、個人的な感想をお伝えします。

 

碁石茶の味は、カンタンに言うと「乳酸菌の酸味」と「発酵の苦味」が混在しているという味のお茶です。

 

 

なので、緑茶と同じような感覚で飲もうとすると、「ん?」と、独特に感じる方も多いかもしれません。

 

それを「ますい!」と表現する人も中にはいるわけですね。

 

ちなみに、私はけっこう好きです。

 

 

まあ、碁石茶は、美味しいか美味しくないかの好みが分かれる味ではありますがが、飲みやすくなる方法もあります。

 

 

まず、温かくして飲むより冷やす方が飲みやすいです。

 

また、ハチミツやシロップと混ぜて飲むのもおすすめです。

 

なので、少し冷ましてハチミツなどを入れて飲むと、飲みやすいと覚えておきましょう。

 

 

ただ、碁石茶の健康効果は絶大です。

 

是非いろいろと試して、自分に合う飲み方を見つけてみてください!

 

 

 

では、碁石茶についてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、碁石茶についてお伝えしました。

 

碁石茶は「幻のお茶」とも呼ばれる、日本でも生産量が少ない乳酸菌の後発酵茶です。

 

 

整腸作用があるので、便秘の解消などに良いですね。

 

作り方は、非常に手間と時間がかかります。

 

 

主な飲み方は2つ。

 

急須で入れる方法、やかんで煮出す方法の2つでしたね。

 

 

碁石茶は、酸味や苦味が強いので、冷やしたりハチミツを入れると飲みやすいです。

 

珍しいお茶ですがインターネットなどで購入することが出来ますよ。

 

 

一度試してみてはいかがでしょうか?

 

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