加賀棒茶を知っていますか?
最近は、ほうじ茶がブームですね。
お茶としてだけでなく、アイスやラテなどスィーツでも大人気。
あのほっこりした香ばしさが、たまらないです!
そんな中、「加賀棒茶」という名前もよく聞くようになりました。
ペットボトルでも販売されていることでも有名です。
加賀ってどこ?棒のお茶?・・・なんて思う方もいるかも知れませんが、一体どんなお茶なのでしょうか?
ほうじ茶との違いが気になるという方も多いのかも知れませんね。
そこで、今回は加賀棒茶の特徴やほうじ茶との違い、通販のおすすめや美味しい入れ方等についてお伝えします。
テトラという、便利な物もご紹介しますのでお楽しみに!
加賀棒茶とほうじ茶との違い!その秘密は原料と作り方にある?
加賀棒茶は、石川県加賀市で生まれたほうじ茶です。
私は日本茶が大・大好きなのですが、その中でも加賀棒茶は「ベスト3」に入ります!
ほうじ茶の一種ではありますが、味が全然違うのです。
では、何かほうじ茶と違うのでしょうか?
それは、原料と作り方です。
一般的なほうじ茶は、番茶や煎茶、茎茶を原料として、茶葉を強火で焙じて作られます。
茶葉に火を入れるので、苦みや渋みの成分が壊れて、すっきりした後味になるのが特徴。
ですが、強火で火を入れるので、コゲのにおいがついて繊細な味にはなりにくいのです。
じゃあ、加賀棒茶は、どうやって作られるのか?
まずは原料は茎茶のみなので、それが棒茶と言われる所以です。
ほうじ茶の多くは、夏以降にとれる茶葉を使いますが、加賀棒茶は「一番茶の茎」だけを使用します。
その茎を、赤外線で焦がさないように、芯からじっくり火を入れます。
なので、加賀棒茶は、ほうじ茶よりも焦げっぽくなく、ふっくら上品に仕上がります。
味わいも、香ばしくさわやかな香りと旨味、まろやかな甘味、そしてすっきりした後味が特長なのです。
季節や食べ物を選ばず、ほっとくつろげるおいしさなんですよ。
ところで、そんな加賀棒茶って、一体どこで買えるのでしょうか?
石川県まで買いに行く?
う〜ん、それでも良いのですが、気軽に買える通販があれば便利ですよね。
ということで、次では加賀棒茶を取り扱っている、おすすめのお店をご紹介します!
加賀棒茶の通販!おすすめの2つをご紹介します
では、明日から飲める加賀棒茶ということで、通販で買えるおすすめの店舗をふたつご紹介します。
まず、1つ目は、丸八製茶場さん。
加賀棒茶と言えばココでしょ!・・・と言われるお店です。
創業150年、石川県加賀市を中心に数店舗店舗を展開しています。
都内ですと、品川駅にありますよ。
ここで生まれた加賀棒茶が「献上加賀棒茶」。
献上と書かれていますね。
そうなんです!
石川県での全国植樹祭の際、丸八製茶場さんが昭和天皇に献上したお茶なのです。
当時昭和天皇は82歳。
お年を召されていたため、刺激が少ないほうじ茶をという事で作られたお茶だそうです。
一番茶の茎を浅く焙じた茶葉は、ほんのり緑がかった茶色。
いれた液色も、澄み切った琥珀色。
香りも強く甘いのに、すっきりした後味は献上加賀棒茶ならではです。
私だけかもしれませんが、こちらの加賀棒茶、正直そのまま食べられるおいしさです!
かりかり香ばし甘く、まるで「あられ」みたい。
興味ある方は試してみてください。
2つ目のおすすめは、上林金沢茶舗さん。
京都宇治で450年も歴史がある茶問屋、上林春松本店から暖簾(のれん)分けをされて、金沢に根付いたお茶屋さんです。
上林金沢茶舗さんがある金沢市下新町は、文豪、泉鏡花(いずみきょうか)が生まれた街でもあります。
こちらのお店は、泉鏡花も愛した「加賀棒茶」を、鏡花という名前で販売しています。
特長は、明治時代の焙煎方法をもとに、一番茶の茎を焙じていること。
老舗ならではの技術が生きています!
また加賀の茶で作った和紅茶「輝(かがやき)」も有名です。
どちらも味わってみると良いですよ。
ところで、通販サイトをいろいろみていますと、加賀棒茶テトラという言葉が頻繁にでてくるかと思います。
ん?テトラ?・・・って聞きなれない言葉ですが、なんでしょう。
実は、加賀棒茶を飲みたい方には、とても重宝するものなんですよ。
続いて、見て行きましょう。
加賀棒茶のテトラって何?プレゼントに喜ばれるの?
さて、加賀棒茶のテトラって、どんなものが気になりますよね。
実は、昔からほうじ茶は、気取らない普段使いのお茶として飲まれていました。
ところが最近は、急須がない家庭も増えてますよね。
そんな中、一杯の湯のみで本格的なお茶を楽しんでほしい!
という想いから、丸八製茶場さんが「加賀いろはテトラシリーズ」というお茶を販売しているのです。
そう!加賀棒茶のテトラは、丸八製茶上さんの商品名だったのですね。
テトラは、ティーバッグに入ったお茶ですが、おいしく飲める工夫がしてあります。
それは、お茶を包んでいる袋が、テトラ型(ピラミッド型)の形をしていること。
袋の中で、茶葉がいっぱいに広がり、お茶のおいしさがしっかり引き出されるようにできているわけですね。
ちなみに「いろは」とは、今風に言えば「物事のステップ」のことです。
日々の生活の合間においしいお茶をという、丸八製茶場さんの気持ちが伝わります。
そんな加賀いろはテトラシリーズ、加賀棒茶の他に、ほうじ茶や玄米茶もあるんですよ。
みんなパッケージが違っていて可愛いです。
自宅使いはもちろん、お土産にも最適ですよ。
私も海外の友人にプレゼントしたら、とても喜ばれましたので、ぜひ試してみてくださいね!
おいしいお茶を飲んでほしい。
そんな想いが詰まった加賀棒茶を、おいしくいれて味わいたいですね。
ところで、そんな加賀棒茶の入れ方にコツがあれば知りたいと思いませんか?
それでは最後に、加賀棒茶のおいしい入れ方についてお伝えします。
加賀棒茶の入れ方!美味しく入れるにはどうしたら良い?
では、加賀棒茶をおいしくいれていきましょう!
水から説明します。
まずは、新鮮な「軟水」を用意することが重要です。
軟水って?と思われた方、大丈夫、日本の水道水は軟水です。
ただ、水道水はカルキが含まれるので、沸騰させて飛ばす必要がありますね。
海外のミネラルウォーターには硬水のものがありますので、そこはご注意ください。
ところで、一般的なお茶をいれる時の基本は、4つあります。
- 茶の量
- 湯の量
- 湯の温度
- 浸出時間
煎茶は茶葉のグレードや製造方法によって、これらを変えなければならないのですが、加賀棒茶は簡単です。
2人分でしたら、大さじ3杯の茶葉を用意します。
そして熱湯をカップ1杯強を注ぎ、約30秒抽出します。
熱々のお湯でさっと入れられる。
湯ざましの必要がないところが、簡単でいいですよね!
ちなみに、加賀棒茶は「水出し」もおいしいですよ。
冷たくすると、香りがより引き立ちますからね。
水出しでつくる場合は、水の量を600mlまで増やしましょう。
そして、冷蔵庫で3時間待てば、さあ出来あがりです!
いかがですか?加賀棒茶の入れ方は、とってもカンタンだったでしょ?
まだ飲まれていない方は、ぜひ機会をみつけて飲んでみて下さいね。
ほっこり癒される、特別なお茶になると思います。
では、加賀棒茶についてたくさんお伝えしましたので、最後におさらいをしましょう。
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まとめ
今回は、加賀棒茶についてお伝えしました。
加賀棒茶は、一番茶の茎を芯からじっくり焙じて作られるお茶です。
ほうじ茶との違いは、原料と作り方。
加賀棒茶のおすすめは、丸八製茶場や上林金沢茶舗をご紹介しました。
テトラは、プレゼントにすると喜ばれます。
入れ方は、熱湯で30秒で入れることが大切でしたね。
香ばしく甘い風味を、ぜひお試しください。やみつきになること間違いなしですよ!
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