茶筒の選び方や使い方をご存知ですか?
お気に入りのお茶を購入して、あなたはどのように保管しますか?
やはり茶筒に入れて保管する方が圧倒的に多いでしょう。
お茶の保管で使われる茶筒も、大切な茶道具のひとつ。
特に、日本茶は、烏龍茶や紅茶と比べても、とてもデリケートです。
そこで、美味しいお茶を美味しいままで保管するための、茶筒の選び方と使い方を順を追ってみていきましょう。
茶筒の選び方!3つのポイントが決め手になるってホント?
茶筒の選び方のポイントはどんな事にあると思いますか?
もちろん、細かい事はいろいろとあるので、言い出せばキリがなくなるかも知れません。
そこで、今回は3つに分けてお伝えしましょう。
1つ目は、「密封性」があること。
お茶は湿気、空気、においにとても弱いものです。
特に空気や湿気は、お茶の葉に含まれる成分が酸化して、味が落ちると言われています。
その為、茶筒はしっかりフタが閉まる気密性の高いものを選びましょう。
中フタがあるものやフタにパッキンがあるものもなど、しっかりと外気と遮断できる容器がいいですね。
2つ目は「大きさ」です。
大きさは、茶筒を選ぶ上でとても大切なポイントなんですよ。
あなたは普段何人分、お茶をいれますか?
一度封を切ると、お茶は少しづつ痛みだします。
なので、お茶の葉はなるべく二週間から一ヶ月程度で飲みきれる量を、購入しましょう。
保管する茶筒も、その量に合ったものを選ぶことが大切です。
最後3つ目は、茶筒の「素材」に注目しましょう。
例えば、銅やブリキなどの金属製の茶筒は、密封性が高いのが特徴ですが、それ以上に使い込むと「味」が出てきます。
木や桜の皮などでできた、木製の茶筒も素敵です。
伝統的で、ナチュラルな日本的な趣きがとてもよいですね。
最近は、ステンレスも人気です。
とにかく丈夫で、丸洗いできるので衛生的、見た目もシンプルで機能的です。
でも、具体的に買ったり頂いたりしたお茶を、どのタイミングで茶筒にうつせばよいのでしょうか?
もちろん早めに飲むのが基本ですが、ほんの少しの工夫で、お茶を長持ちさせることができます。
その方法をみていきましょう。
茶筒の使い方!正しく使えばお茶は長持ちする?
茶筒の使い方の前に、お茶の「保管の仕方」からお伝えしたいと思います。
お茶はデリケートで、湿気、空気、光、温度、においにとても弱いです。
だから封を開けていないお茶は、アルミの袋に入れられ、真空状態で包装されているんですね。
ということで、お茶の封は飲むときまで開けるのを控えましょう。
では、封を開けた後のお茶の保管はどのようにすればよいのでしょうか?
ここで茶筒が登場です。
ところで、お茶を茶筒に入れる前の注意事項がひとつあります。
もし、汚れやにおいが気になっても、水洗いはやめましょう。
せっかくの茶葉に、湿気がうつってしまいます。
汚れはきれいな布で拭いて、付いてしまったにおいは古い茶葉を入れて吸着させてください。
茶筒に入れてから、二週間から1ヶ月で飲みきれるとよいですね。
では、茶筒はどこにしまっておきましょうか?
光や温度、においでの劣化が避けられる常温の場所が良いと思います。
ガスコンロや暖房のそばは避けて、食器戸棚やパントリーなどがよいですよ。
さて、以上のように、お茶の保管に欠かせない茶筒。
デザインや素材、機能的なもの、いろいろありますよね。
選ぶポイントは分かったけれども、やっぱり実際に購入するとなると迷ってしまいます。
そこで、最後におすすめの茶筒を、ランキング形式で紹介したいと思います。
茶筒のおすすめランキングの5位から1位までを一挙に紹介します!
毎日使う茶筒だから、お気に入りなものを選びたいですよね。
ランキング形式でおすすめのものをご紹介しますので、参考にしてみてください。
まずは、5位から!
はいからさん(ヤマコー茶筒)です。
見ているだけで楽しくなるようなモダンな和紙の茶筒。
大きさやデザインもいっぱいあるから、そろえても楽しいかもです。
レトロな雰囲気はアンティーク感もあります。
おしゃれなだけでなくサイズもいろいろとあり、中蓋もついているので、機能的にも充実です。
続いて4位!
栗原はるみ リーフ柄茶筒(ヨシカワ)です。
料理評論家の栗原はるみさんプロデュースの茶筒です。
リーフ柄が美しく、またおそろいの茶さじもついています。
なによりうれしいのはオールステンレスなこと。
水気やサビに強く、水洗いができてお茶の葉を衛生的に保てそうです。
ただし水洗いしたら、しっかり乾かしてくださいね。
では、いよいよベスト3の発表です。
第3位!
KARMI 俵 Fuki(我戸幹男商店)です。
日本の伝統的な茶筒を、という方にはこれをおすすめします。
職人さんがひとつひとつていねいに木を切り抜いた、美しい模様は温かみと贅沢さがあります。
精巧に作られた茶筒はまさに職人技といえる存在感のある茶筒です。
続いて2位!
茶筒 中 銅 ろう塗り(東屋)です。
こちらは、なめらかな質感が美しい銅の茶筒なんですね。
美しさもさることながら、ポイントはつなぎ目がないこと。
これにより高い密封性があり、機能的にも充実していますよ。
さあ、では、栄えある第1位は、どの茶筒でしょう?
気になりますね^^
堂々の1位はこちら!
茶筒生地缶 平缶(江東堂高橋製作所)です!!
美しいフォルムも素敵ですが、なによりも「缶」と「蓋」の精密さが特徴なんですよね。
1mmもずれることなくぴったりはまる密着性は、ひとつひとつ作られた職人技と言えるでしょう。
とてもシンプルで飽きのこないデザインですので、どんなキッチンでもマッチしますよ。
いかがでしたでしょうか?
茶筒にも、本当にいろいろな特徴があって、どれも魅力的でしたね。
では、茶筒の選び方や使い方についてたくさんお伝えしましたが、最後にまとめましょう。
まとめ
今回は、茶筒の選び方や使い方についてお伝えしました。
茶筒は密封性、サイズ、素材などを確認して選びましょう。
お茶の保存は湿気、空気、光、温度、においに気をつけてください。
茶筒には2週間から1ヶ月で飲める分だけ移してください。
保管は常温で。
茶筒のコレクションも楽しいです。
ぜひ、お気に入りの茶筒を選んでみてくださいね。
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