やぶきたの緑茶とは?

緑茶を購入すると、パッケージに「やぶきた」と表記されているのをよく見かけますよね?

 

やぶきたは、煎茶や玉露などの茶葉の種類ではありません。

 

緑茶の「チャノキの品種」のことを指しています。

 

ここでは、緑茶の品種「やぶきた」とは、どのような特徴を持っているのかをご紹介します。

やぶきた茶の特徴は?

チャノキの品種「やぶきた」とは、日本茶のおよそ80%を占める有名な品種です。

 

やぶきたは、日本各地で栽培できるため、普及率も高く、今では日本茶の代表品種として多くの方々から愛されています。

 

やぶきたは、別名「茶農林6号」とも呼ばれています。

 

日本茶の品種改良先駆者である杉山彦三郎氏によって、明治時代から大正時代にかけて誕生した品種です。

 

静岡県の在来種から選抜して誕生したやぶきたは、春先の遅霜(おそじも)にあいにくく、芽の伸びが良いことから製茶として形成しやすいというメリットがあります。

 

また、やぶきたは、普通煎茶・深蒸し煎茶・かぶせ茶・玉露など、様々な茶葉へと変身できます。

 

艶やかで深みのある色彩と、厚みのある爽快な香り、そして旨味と渋みのバランスが絶妙な品種のチャノキです。

やぶきた茶の味は?一番なじみ深かった!

東北地方から沖縄県にかけて栽培されている緑茶の品種「やぶきた」は、どんな味なのでしょうか?

 

一言で言えば、私たちにとって一番馴染み深い日本茶の味というところでしょう。

 

前述しましたように、日本茶のチャノキの80%を占める品種ですからね。

 

やぶきたは、煎茶・玉露・かぶせ茶など、どんな種類のお茶にも変身できる優れた日本茶の品種です。

 

もちろん、お茶の種類によって香りや味は様々ですが、チャノキとしての味わいの特徴があります。

 

やぶきたは、スッキリとした爽快な香りと、キリッとした喉越し、さらに、しっかりとしたコクを感じさせてくれます。

 

現在では、品質検査の基準として用いられており、多方面で大活躍しています。

 

やぶきたは、とても有名なチャノキであり優良品種ですので、日本茶をより深く愉しむためにも覚えておくと良いでしょう。

 

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