さえみどり茶とは?
緑茶の品種の1つ「さえみどり」とは、全国で生産されている茶葉のおよそ2%を占める優良品種です。
鹿児島県枕崎市にある農林水産省野菜茶葉試験場にて、「やぶきた」と「あさつゆ」を交配させて誕生した品種です。
さえみどり茶は、鹿児島や宮崎県を中心に栽培されていて、暖かい場所に適したチャノキです。
ここでは、そんな「さえみどり」という緑茶の種類や特徴を詳しくご説明します。
さえみどり茶の特徴は
さえみどりとは、別名「茶農林40号」と呼ばれていて、早生種の煎茶用チャノキとして誕生しました。
主に、鹿児島県や宮崎県を中心に栽培が行われています。
「さえみどり」は、やぶきたよりも少し早く摘採でき、澄んだ緑色の葉から浸出される鮮明なグリーンの水色(すいしょく)は宝石のようです。
さえみどりは、他の早生種と比べ、旨味が豊かで渋みが穏やか、そして「甘味」が特徴となる日本茶です。
ただし、晩霜の被害を受けやすく、回復も非常に遅いことから、栽培がやや難しいと言われています。
さえみどり茶の味は、サラブレッド?
さえみどりを味わいたい方は、創業60年余の老舗「お茶の福壽園」から販売されている「極上煎茶 知覧茶 さえみどり」を召し上がって見てはいかがでしょうか?
さえみどりは、代表的なチャノキ「やぶきた」と、天然の玉露と呼ばれる「あさつゆ」の香りと味わいを引き継いだ煎茶のサラブレッドです。
とても濃厚な旨味とコク、日本茶特有の甘みが絶妙に絡み合います。
さらに、そこへキリッとした渋みがアクセントとしてやってくるお茶です。
そのため、舌触りも喉越しもスッキリとしており、たいへん飲みやすいお茶となっています。
上品な香りによってリラックス効果も得られ、心と身体をリフレッシュしてくれることでしょう。
さえみどりの煎茶を水出しにすると、その特徴的な「甘み」と、美しい水色(すいしょく)が際立ちますよ。