藤かおりの緑茶ってどんなお茶?
日本茶(緑茶)のチャノキの一種である「藤かおり」をご存知でしょうか?
「藤かおり」は、「やぶきた」という品種と、インドアッサム系の「印雑131」という品種を交配することによって出来た「静岡県藤枝市」生まれの品種です。
お茶の世界では有名な「森薗市二先生」と「小柳三義先生」が藤かおりを誕生させました。
藤かおりは、育成も加工も難しく、とても「希少な」品種のお茶です。
花のような華やかな香りがあり、甘くて飲みやすいお茶ですが、やぶきたよりもアミノ酸やカテキンが多く含まれています。
飲みやすくて、体にもいい影響を与えてくれる「藤かおり」には、どんな特徴があるのでしょうか。
藤かおりの緑茶!特徴は強い香り?
日本茶のチャノキ「藤かおり」の特徴について、ご説明しましょう。
まず、日本茶の藤かおりの一番の特徴は、花のような華やかな「強い香り」です。
お湯を入れると、「ジャスミン」や、その名前のように「藤」のようなとても良い香りが立ち込めます。
藤かおりは、お茶を淹れる時の「お湯の温度」によって、香りや味がガラリと変わるという不思議なお茶です。
たとえば、80度〜90度ぐらいの高温で藤かおりを淹れると、パッと華やかな「花」の強い香りが広がります。
そのため、「藤かおりの強い香りを楽しみたい時」には、高温で淹れることがオススメです。
ただし、藤かおりは、高温で淹れると他のお茶よりも「渋み」が強くなる特徴がありますので、その点は注意したいところです。
お茶の渋みが苦手な方は、藤かおりを高温で入れるのはおススメいたしません。
藤かおりの緑茶!おススメの入れ方は?
そんな藤かおりの一番オススメな淹れ方は、「低温」でゆっくりと淹れる方法です。
おおよそ「2分以内」を目安に、60度ぐらいまで冷ましたお湯で淹れてみましょう。
そうすると、藤かおりは、上品な甘さとコクが強くなり、ほのかな花の香りと一緒に深い味わいを楽しむことが出来ます。
ちなみに、藤かおりは、紅茶などのようにクッキーやマドレーヌといった洋菓子と一緒にも美味しく楽しむことができるのも、おもしろいところです。
藤かおりは、他の緑茶とはまた違った、別世界のお茶の楽しさを教えてくれそうですね。
また、藤かおりは、忙しさにストレスがたまっていたり、ゆっくり過ごす「余裕」が無くなったときにこそ、飲んでほしいお茶です。
お部屋に広がる藤かおりのほのかな花の匂いは、きっとあなたの疲れた心を癒してくれるでしょう。
藤かおりは、お仕事が忙しい方に特にオススメしたい素敵な緑茶です。