ゆたかみどり茶とは、どんな緑茶?
緑茶の品種「ゆたかみどり」とは、どんなお茶なのでしょうか?
ゆたかみどりとは、日本茶の生産量第1位を誇る「やぶきた」に次ぐお茶と言えます。
そう!生産量第2位の有名なお茶の品種が「ゆたかみどり」なのです。
ゆたかみどり茶は、主に鹿児島県にて栽培が行われています。
ちなみに、日本の茶園面積の、およそ5.3%を占めています。
ここでは、そんな生産量第2位の「ゆたかみどり」とは、どのような特徴を持つお茶なのかをご紹介します。
ゆたかみどり茶の特徴は?
あさつゆの実生で、早生種の「ゆたかみどり」は、静岡県金谷町にある農林省茶業試験場にて誕生した品種です。
当時は「Y-2」と呼ばれ育成されており、 1966年に鹿児島県にて「ゆたかみどり」と命名登録されました。
ゆたかみどりは、耐寒性が低いです。
そのため、温かい土地での栽培に向いているチャノキと言えます。
鹿児島県などの温かい地方の茶園で、積極的に栽培が行われているのは、そのためなんですね。
緑茶のゆたかみどりは、収穫量が全茶期を通して多いのが特徴です。
ゆたかみどり茶の味は、緑茶好きでなくても美味しい?
ゆたかみどりは、被覆(ひふく)栽培で育った茶葉を「深蒸し」することで、鮮やかな濃緑色とまろやかな渋みをもつ濃厚な日本茶になります。
ちなみに、創業慶応2年の老舗海苔問屋「金子海苔店」では、鹿児島県産のゆたかみどりを100%使用した日本茶を販売しています。
ゆたかみどりの日本茶は、鹿児島県の優良品種と言えます。
ほどよい渋みと甘みが絶妙に混ざり合い、クセのないさっぱりした味わいが特徴です。
ゆたかみどりは、とても親しみやすい緑茶のため、特に「緑茶好き」でなくても、多くの人々から愛されているお茶です。
お店で見つけたら、ぜひ一度は味わってみてくださいね。