べにふうきの緑茶とは?
日本茶のチャノキで「べにふうき」という品種をご存知でしょうか?
べにふうきは、本来は紅茶に加工するために開発された、アッサム系の「べにほまれ」という品種と、「ダージリン系」の品種を交配することで出来た品種です。
べにふうきは、緑茶に加工すると、アレルギーを抑制する効果のある「メチル化カテキン」という物質が多く発生することが分かっています。
そのため、現在では主に紅茶用としてではなく、「花粉症などアレルギーに効果のある緑茶(日本茶)」として有名なのです。
メチル化カテキンは、一部の緑茶にも含まれている成分です。
しかし、「べにふうき」には特にメチル化カテキンが含まれている量が多いと実証されています。
近年、花粉症抑制効果のあるお茶として効果が注目されている日本茶「べにふうき」。
どんな味なのか、気になりますね。
べにふうきの緑茶の特徴は?
日本茶の「べにふうき」には、どんな特徴があるのでしょうか?
前述したように、日本茶のべにふうきには、緑茶の苦味の元であるメチル化カテキンが多く含まれています。
べにふうきの日本茶は、苦味が強く、香りも独特です。
なので、あまりお茶を飲み慣れない方は、味や香りに慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
べにふうきは、味や香りを楽しむお茶としてよりも、花粉症に効く「希少な」お茶として有名です。
しかし、苦味や渋みの強いお茶が好きな方にとっては、とても美味しく感じられるお茶とも言えるのです。
べにふうきを飲んだ後、ほのかなに残る甘みが大好きだからと、愛飲している方も実は密かにいらっしゃるんですよ。
べにふうきの緑茶に含まれるメチル化カテキンとは?
べにふうきの緑茶が、花粉症の予防や抑制に役立つと言われる一番のポイントは、メチル化カテキンです。
じゃあ、メチル化カテキンは、なぜ花粉症に良いのでしょうか?
メチル化カテキンが花粉症やアレルギーに有効であることは、1999年に発表されました。
アレルゲンによって分泌されるヒスタミンを、メチル化カテキンが抑える作用があることが認められたわけです。
そんなメチル化カテキンを、より多く摂りたい場合は、べにふうきのお茶を淹れる湯温を高めに設定すると良いでしょう。
また、メチル化カテキンは、お湯の中にも溶け出しますが、残った茶葉に一番多く含まれることを覚えておくと良いです。
そのため、さらに効率良くメチル化カテキンを摂りたい方は、茶葉まで飲める「べにふうき」の粉茶がオススメです。
もちろん、花粉症ではないけど、お茶を楽しんでみたい方。
特徴的な香りや、苦味の強いお茶が好きな方にも「べにふうき」はおススメです。
べにふうきというお茶は、とても希少なので、あまり見かけることはありません。
しかし、他の緑茶とはひと味違う「べにふうき」は、普通よりも苦い緑茶が好きという方には、特にオススメです。
びにふうきを、特徴的な緑茶(日本茶)の一つとしても楽しんでみてくださいね。